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全森連のご案内

世界最大規模の組合員で構成する日本の森林組合 全国森林組合連合会は、その全国組織です。

ご挨拶

 平素は、弊会の業務運営につきまして特段のご理解、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 昨年は、何と申しましても新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大という、全く予期しなかった事態に苛まれた一年となりました。
 未知のウイルスによる健康被害と、感染拡大を防ぐための活動自粛措置による経済的打撃という先行きの見えない二重苦に直面するとともに、日常生活や社会活動の在り方も一変してしまいました。
 この困難な中、皆様には森林組合系統の事業活動継続のため、ご支援、ご尽力をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。
 残念ながら今もって感染の収束は見通せませんが、この正念場を森林組合系統の結束で乗り越えていかねばならないと考えています。
 そして、ウィズコロナということで、十全に感染予防に努めながら、必要な取組は進めていかなければなりません。
 森林経営管理制度の着実な推進に向けては、地域の森林管理主体である森林組合系統が中心となって取り組んでいく必要があり、令和2年度から400億円に増額された森林環境譲与税を地域林業に有効に活用するためにも、市町村と連携しながら森林所有者への意向調査や、意欲と能力ある林業経営者への登録を進めているところです。
 一方で、林道や路網の整備は未だ遅れており、こうした林業生産基盤を早急に整えていく必要があるほか、境界不明や所有者不明森林の増加に対し、ICT技術の活用も含めた林業イノベーションを進め、林地情報の活用による施業の集約化・効率化が求められるとともに、伐って、使って、植えて、育てるというSDGs時代に即した国産材利用の拡大も必要です。
 こうした中、昨年、森林組合法が改正され、森林組合系統の経営基盤強化に向け、合併以外の事業譲渡・吸収分割・新設分割といった多様な連携手法が導入されることとなったほか、正組合員資格の拡大や業務執行体制の強化策が講じられることとなりました。
 現在、次期森林組合系統運動の基本方向のとりまとめに向け協議を進めているところですが、様々な施策・制度を活用しながら、森林組合系統の基盤強化や販売事業の強化等に向け、積極果敢な運動を展開していきたいと考えています。
 また、近年、大規模災害が常態化しつつありますが、森林組合系統においても7月豪雨災害や9月の台風災害などにより、甚大な被害が発生いたしました。
 被災地においては、今なお、懸命に復旧・復興を進めていただいているところですが、被災系統への支援募金活動につきまして、大変多くのご厚志をお寄せいただきましたことに、改めて感謝を申し上げますとともに、事前防災、減災に向けての緑の国土強靭化を強く推し進めていかなければならないと考えます。
 さて、弊会は先月、事務所を千代田区鍛冶町に移転いたしました。
 これを機に、森林組合系統の発展と我が国森林・林業の振興に向け、役職員一同、より一層精進する所存でございますので、今後とも、倍旧のご指導、ご支援、ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。

 
                           令和3年1月
 
                                 全国森林組合連合会
                                 代表理事会長 村松 二郎