２．会社の概要

平成５年に株式会社柳川製材所の山林部を分社化し創業。地域に根ざす小さな民間事業体ではあるが、地域では最も大きな素材生産業者である。素材生産部門の他、平成12年より間伐や作業道開設の森林整備事業を拡大している。搬出された材の多くは柳川製材所及び関連事業体に直送し、構造材・横架材に製材され、地元工務店を中心に地域材の供給元として地域から信頼を得ている。

素材生産は長年培った架線集材が中心ではあり、急峻な奥山の林地からの搬出も可能で、将来的にも貴重な技術である。地域で最初にプロセッサー等の高性能林業機械を導入し、生産の効率化を図るとともに、近年、作業道開設による小面積の皆伐・間伐の搬出にも取組み、地域の森林にあう作業方法の確立を目指している。間伐等の森林整備事業も新規就業者の定着により、年間10ha（H.14）だったものが、50ha まで増加しており、まだまだ少ない面積ではあるが、管理された森林とするために貢献している。測量ではGPSを導入し、安価で精度の高いシステムを構築した。（静岡県認定事業体）