森林活用セミナー開催情報や森林の活用事例などをお伝えします。
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『Dare Mori Network の提案』
2001/10/24
誰だれ森林もりネットワークは、みなさんと森林の新しい関係を提案します。
私たちの国土の7割近くを森林が占めているって存じですか? 日本人は、こうした豊富な森林や木材を利用して木の文化を育んできました。「伐ったら植える」という技術を駆使し、森林を健全に育てながら木材を生産する林業や、燃料や堆肥などを生産する里山林など、人々の暮らしと森林の存在はとても親密だったのです。
ところが、戦後、経済のグローバル化が進み、同時に私たちのライフスタイルが急速に変化する中で、林業の低迷や里山林の減少など、人と森林の関係が崩れてしまいました。人の手で管理されてきた森林は、突然放置されても思うように育ちません。今や山村などでは森林の手入れ不足が大きな問題となっているのです。
そこで誰 森林 ネットワークでは、森林を所有されている方々、森林の作業を望まれる方々、森林整備への支援を望まれる方々に情報の提供などを通じて、ネットワークづくりをお手伝いします。
森林を愛する人と森林をつなぐコミュニケーション、それが誰 森林 ネットワークなのです。
森林整備は環境PRの主役
21世紀の企業は、利潤の追求だけではなく、環境への配慮、社会貢献といった社会的責任投資が必要といわれています。そのため、これからの企業の収支評価は「企業会計」「環境会計」「社会倫理会計」の3つのバランス(トリプルボトムライン)を図っていく取り組みが必要と指摘されています。こうした中、CO2を吸収し、水を育み、環境教育の場ともなる「森林」は注目の一つ。森林の適切な管理や森林整備に対するさまざまな支援活動を通じて、広く社会にPRしていくことは、環境にとっても、水資源にとっても、あなた(会社)にとっても、みんながうれしい取り組みになるはずです。
公益的機能を持つ森林へ優遇措置
森林には、水を貯え安定的に供給する働きや国土保全、動植物の生息場所の提供から木材の供給、炭酸ガスの吸収、酸素の供給まで、実に私たちの暮らしになくてはならない存在です。そのため、森林の整備は公益的な資源として、国や都道府県等から充実した助成制度や税制の優遇措置などが図られています。こうした制度を活用して森林の整備を図ることはあなたの資産価値を向上させるだけではなく、社会にとっても評価されるべき取り組みといえるでしょう。
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