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特集 水源の森林づくり

森林づくりに関わったきっかけは?
 今、環境対策なしに企業論理はあり得ない時代になっています。そんな中、平成9年にメーカーのトヨタ自動車が、低公害・低燃費のハイブリットカー「プリウス」の開発で答えを出したのです。そこで私達販売店としても環境保全活動で地域に貢献できないかと検討していたところ、神奈川県が進める「水源の森林づくり」を知り、是非、参加協力しようということになったのです。

カヌーを漕いで湖のゴミ拾い。参加者が興味を抱く企画が継続につながる

どのような形で参加しているのですか?
 私達は、単に寄付行為だけではなく、ボランティア活動に「プリウス」という車を結びつけて、お客様と販売する神奈川トヨタが一体となって関わりたいと考えました。そこで平成10年8月よりプリウスを1台買っていただくごとに1万円(当初)の寄付を実施するとともに、プリウスのオーナーとなっていただいたお客様と一緒に森林にふれる活動を通して親睦を図ろうと『プリウス森木会』を発足しました。また、水源の森林づくりのエリアの一部を『プリウス森木会の森』として県より提供してもらい、年間を通じて植樹や自然観察などのイベントを行っています。
 また、おかげさまで寄付の合計は2400万円を超えています。

プリウス森木会の具体的な活動は?
 ステッカーやプレートをお客様に配布するとともに、イベントを年2回開催しています。はじめから水源の森林づくりに理解がある方が多いわけではないので、2回のイベントのうち1回は、「森に親しむ」をテーマに自然観察や森林浴といった活動をメインに、もう1回は実際に植林や除伐といった作業を実施しています。
 継続性を持たせるために、できるだけ参加者の興味をひくアイデアを凝らした企画を県と相談しながら進めています。またこうした活動の情報を伝える会報誌も発行しています。


販売促進室の鷹取修さん。インタビューに答えてくれた常務取締役の真覚さんとともにイベント企画や会報誌制作を担当している

これからの抱負は?
 どちらかというと入門的なイベントを5年にわたって続けてきました。一方で県内には本格的なボランティア活動を実践・支援している組織も充実していますので、私達の活動を通じて「もっと本格的にやりたい」と思った方をそういったところに誘導していく役目を担っていけたらよいと思います。
 また、今後はもっと社員へのボランティア活動の広がりを進めていきたいと考えています。さらにプリウスオーナーだけでなく、環境に優しい全ての車種のオーナーを対象に広げた取り組みにしていきたいと思っています。


愛車ともにイベントに集まる
『プリウス森木会』のみなさん

公益性の高い森林に仕立てるため、
広葉樹林を植栽した

森林インストラクターによる自然観察会。こうした体験が水源の森林づくりの理解層を育てる
制作(社)全国林業改良普及協会
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南越森林組合

 

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