５．森林整備に対する当社のスタンス

近年、地球温暖化防止等の環境問題が話題となり、再び森林の役割が見直されてきた。

森林は治山治水、自然災害防止、数多くの動植物の棲みか、二酸化炭素の吸収源等様々な役割を持ち、我々林業関係者のみならず多くの人々に恵みと恩恵をもたらしてくれている。

しかし、対応しきれなかった我々の責任でもあるのだが、木材価格の低下や林業就業者の高齢化、担い手不足等により、森林が荒廃しているのが現状である。今後は、環境問題もあり木質バイオマス利活用等ますます森林の重要性がクローズアップされることが予想される。これからは、利用されてこなかった未利用間伐材を地域の自治体と一体となって活用を推し進め、森林を通して『新しいまちづくりのスタイル』を提案し、地域活性化の一翼を担えればと考えている。

当社は森林整備に対し単に“業”としてだけ捉えるのではなく、我々が受けた恩恵と同様、次世代に繋ぐつまり“繋ぎ手”としての役割を果たしていかなければならないと思っている。豊かな自然を次世代に繋ぐためにも様々な課題を克服し、微力ながら今後の地域林業の発展に貢献できればと考えている。