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若年者雇用と作業システムの改善について:北海道 北村林業株式会社

2.会社の概要

当社は明治37年、酒・米・雑貨等を扱う北村商店として創業し、昭和7年に十勝の代表穀物である大豆の付加価値を高めるため味噌・醤油の醸造及び雑穀業、昭和8年に戦時中の軍隊納入のため薪炭業、昭和23年に戦後復興の木材需要の急務から造林・造材事業に着手。昭和25年北村商店株式会社に組織変更し、昭和26年には凶作対策のため馬鈴薯の作付面積が増大することに伴い馬鈴薯澱粉工場、昭和35年にはシェル石油株式会社特約店、昭和38年造材事業に付帯する素材の付加価値を高めるため製材工場、昭和43年低質材の付加価値を高めるため木質チップ工場と様々な事業に着手した。平成3年林業関係事業を分社化し、北村林業株式会社を設立。森林施業は素材生産の高効率化と林業労働災害防止の観点から、高性能林業機械を積極的に導入し、地域及び道有林野事業の利用間伐・育林事業を主体に行っている。

また、森林施業を支える森林作業員は20〜30代8名と若年者を積極的に採用し、次の世代を担う人材の育成に取り組み現在に至っている。

年度新植保育間伐素材生産
平成18年度15ha97ha103ha25,338m3
平成19年度0.5ha159ha67ha25,954m3
平成20年度27ha112ha56ha26,688m3