近年、木材の国際的な需給逼迫等により、外材輸入の減少、外材価格の上昇が見られる一方で、国内においては木材として利用可能な森林資源の増加、加工技術の向上等により、国産材の利用量は増加傾向で推移しています。
しかしながら、我が国の私有林の所有構造は小規模であり、さらに間伐等が分散的に行われていることなどから、国産材原木の供給は木材加工業者のニーズに対応しきれていない状況にあります。
このようなことから、民有林と国有林の原木供給側が連携して国産材の安定供給を担う体制の整備を推進するため、全国国産材安定供給協議会を設置することとし、その第1回協議会を下記により開催します。
なお、報道関係者による傍聴、カメラ取りが可能です。
お問い合わせ先
全国森林組合連合会組織部 肱黒、伊原
電話:03-3294-9719
記
1 日時 平成19年4月11日 13:30〜
2 場所 コープビル6階第2会議室 東京都千代田区内神田1−1−12
3 内容
(1)林野庁長官、全国森林組合連合会会長挨拶
(2)林野庁からの情勢説明(国産材の需給状況、美しい森林づくり推進国民運動、国有林の取組等)
(3)議事(設置要領、19年度事業計画等)
(4)その他
4 「全国国産材安定供給協議会」の概要
(1)事業内容
(1) 提案型による集約化施業の普及・定着に関すること
(2) 国産材原木供給可能量の取りまとめに関すること
(3) 国産材原木供給可能量情報の提供に関すること
(4) 国産材需要動向の把握・提供に関すること
(5) 地域の実情に応じた素材生産の低コスト化その他国産材の安定供給のための情報の収集・提供に関すること
(6) (1)〜(6)を推進するための事業の進捗状況の把握、連絡調整等
(2)構成メンバー
関係中央団体:全国森林組合連合会(事務局)、全国素材生産業協同組合連合会、(社)日本林業経営者協会、(独)緑資源機構、全国森林整備協会
学識経験者 :農林中央金庫
林野庁(オブザーバー)
参考資料1:「全国国産材安定供給協議会」の設立について