日本の森林と山村を守る全国大会実行委員会(全森連)では、地球温暖化防止と永続して森林を保全していくため、国産材の利用促進並びに豊かな山村づくりの システムを構築すること、これらを広く国民各層に呼びかける運動を展開していくことを決議する『日本の森林と山村を守る全国大会』を11月21日(木)、 東京・日比谷公会堂(東京都千代田区)において開催した。
当日は、大会決議と街頭行進を実施し、都会の人たちに現在の森林と林業の状況を理解してもらい、国産材の需要拡大をアピールした。参加動員数は全国より約2100名に及んだ。
大会は、藤島直一氏(大会実行副委員長、秋田県森林組合連合会代表理事会長)による開会宣言にはじまり、壁村史郎氏(大会実行委員長大分県森林組合連合 会代表理事会長)の開会挨拶、大川原主税氏(鹿児島県・財部町森林組合代表理事組合長)、林和弘氏(長野県・飯伊森林組合参事)の林業者代表意見表明、谷 洋一氏(自由民主党・林政調査会会長、兵庫県森林組合連合会代表理事会長)、井上義久氏(公明党・幹事長代理農林水産プロジェクトチーム座長)、入澤肇氏 (保守党・参議院政調会長)からの与党代表挨拶、山田俊男氏(全国農業協同組合中央会専務理事)、宮原邦之氏(全国漁業協同組合連合会常務理事)、伊藤和 久氏(日本生活協同組合連合会渉外広報本部本部長代理)からの友好団体代表者メッセージと続き、内藤邦彦氏(大会実行委員、富山県森林組合連合会代表理事 会長)により決議採択が行なわれ、大会は決議された。そして最後に、山根英明氏(大会実行委員、鳥取県森林組合連合会代表理事会長)の閉会挨拶があって大 会は閉会した。
また、大会の関連活動としてトラックパレード、大会会場の日比谷公会堂前広場でのミニフェアーの開催(先着2000名にウッドトレイを無料配布)、約 1000名の参加による街頭行進および行進ルートでのチラシ、ウッドトトレイの無料配布が行なわれたほか、自由民主党に対して飯塚会長ほか大会参加者のう ち各連合会より役員等を中心に要請団約200名を組織して、本大会決議および22日の森林組合代表者大会の要望を含め、森林組合系統を代表して要請活動を 行った。