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35 『企業・市民・林業者による連携(だれもりネットワークの取り組み)』 2005/1/14
−JTの森(仮称)和歌山でスタート−

 全森連では、21世紀の森林管理システムの構築ヘ向けて、企業と市民、林業者が連携し、未来へつながる森林の整備を目指すネットワークづくり(だれもりネットワーク)に取り組んできました。
 具体的な活動としては、茨城県八郷町森林組合、山梨県北都留森林組合における企業ボランティアや市民との協働・連携による森林整備推進活動のほか、和歌山県では、 森林環境の保全により、新しい雇用の創出や地域の活性化を行う「緑の雇用」事業の理念を実現するために、「企業の森」事業に取り組んでいます。同事業では、企業や労働組合等が県内の森林を所有または借用し、環境保全活動に取り組むとともに、地域との交流を行っています。
 そして、このたび、日本たばこ産業株式会社(JT)が和歌山県中辺路町の森林「JTの森(仮称)」を実施地として決定し、大規模森林保全活動を実施することになりました。
 森林保全に係る協定を県と中辺路町、JTで締結し、中辺路町森林組合とJT社員が森林整備を行い、県森連、全森連がサポートしていきます。
 「JTの森(仮称)」の特徴は、約50haの森林に、広葉樹など18万本の苗木を植栽するという「企業の森」では今までにない大規模な森林保全活動であること、全国規模で活動している企業の事業参画は、民有林では初の事例であることです。
 1月20日、東京都内で協定の調印式を行い、3月中旬から植栽などの森林保全活動を開始します。
 

 

 
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