○年々増加する不在村森林所有者への対策
全森連では、不在村森林所有者と森林組合との懇談の場である「全国ふるさと森林会議」を1月24日大阪市、26日名古屋市、28日東京都において開催した。
不在村森林所有者とは、例えば北海道に山林を所有している森林所有者が東京に住んでいる場合の人を指していうものである。
不在村森林所有者は年々増加し、2000年世界農林業センサスによると、私有林に占める不在村森林所有者の森林面積の割合は24.6%になっている。
こうした都市部に居住する不在村森林所有者との会合を持つため、年に一度、各地の森林組合役職員が都市部へ赴き、森林の施業を受託する会議が「全国ふるさと森林会議」である。
同会議は、平成元年から林野庁補助事業により全森連が実施主体となって、例年1月下旬に大阪市、名古屋市、東京都で開催してきた。 |