リコーグループでは、企業全体として環境活動や社会貢献活動を行うことは勿論、社員一人ひとりが自主的に社内外で環境保全活動や社会貢献活動を実践できることが重要と考え、1999年6月から「環境ボランティアリーダー養成プログラム」をスタートさせた。プログラムは、「リコー自然教室初級編」とそのフォロー研修である「環境ボランテイアリーダー全社会議」、「リコー自然教室中級編」、「リコー森の教室」で構成されている。環境NPOの協力を得て行われており、参加社員は“地球環境問題は自分が関わる大事なことである”という意識を強く持ち、“自分は何ができるか”を考えて環境ボランティアを行う様になっている。 「リコー自然教室」は、年3回開催され、リコーグループ社員であれば希望者は誰でも参加できる研修である。参加者は自然という完璧な循環型の生態系システムを学び、次の世代にその必要性をどう伝えていくか、自分のできること等を考える。
研修修了後、参加者はリコー環境ボランテイアリーダーとして登録され、リーダーは所属する事業所や居住地域などで、自分が主体となって環境ボランテイア活動を行っている。 登録されたリーダー達のフォロー研修である「環境ボランテイアリーダー全社会議」は、リーダーの新しい知識習得、活動の報告、リーダー同士の交流、モチベーションの維持を目的としており、開催されている。2001年から子供達に自然の楽しみを感じてもらうお手伝いができるリーダーを養成する「リコー自然教室中級編」(年1回開催)が開始された。この研修の受講者は、リコー環境ファシリテーター(現在29名)として活躍している。また、2002年からは、森林保全の知識・技術を学ぶ「リコー森の教室」(年1回開催)も始められ、受講したリーダーは、リコー森林保全リーダーとして、森林保全や里山保全活動にその成果を活かしている。 |