千葉県木更津市にある新木更津変電所では、建設工事の際に使用した敷地内の緑地をビオトープゾーンとして復元し、周辺地域の住民に楽しんでもらえる空間として開放している。ビオトープゾーンには、地元産間伐材を用いた木道と東屋を設けるとともに、給排水設備が不要な微生物活用トイレを設置。さらに必要な電源を太陽光と風力を使って発電している。東京電力は、電力設備の建設にあたって、既存の緑地を極力保全するほか、新たに緑化を行うなど、自然環境の保全・創出に努めている。また、水辺、草地、雑木林など、鳥類や昆虫類などの生息環境に配慮した生物多様性の保全にも貢献する環境整備も進めている。 |