東京ボード工業では、建設現場の廃木材や生木・剪定木・梱包材・廃棄パレットを原料にしたパーティクルボードと呼ばれる建材を製造している。パーティクルボードとは、廃木材を細かなチップ状にし、接着剤を塗布し、成型、熱圧を加えて床材や家具などに使われる再生板である。
東京ボード工業の特徴は、ゼネコンと直接契約を結び、良質な廃木材の回収から、チップ化、製造、販売までを一貫して行っている。また、輸送会社との提携なども行い、他社より大幅にコストを下げることに成功した。2002年5月に施行された建設リサイクル法(建設現場から出る廃棄物のリサイクルを義務付けた法律で、廃木材もリサイクル対象)の影響もあって、今後ますます期待される事業であろう。 |