三井物産の社有林は、当初木材生産を主目的としていたが商業的採算ベースに乗らなくなって久しい。しかしながら、山林所有者の責任として、植林した木々が成長し“森林”として機能するよう、社内に管理専門担当部署を置き、100%関係会社の『三井物産林業株式会社』を通して社有林の維持・管理に努めてきた。 近年、地球環境問題に対して世界的な取り組みが行われるとともに、森林の持つ多様な機能(二酸化炭素の吸収・固定、水の供給、洪水・山崩れ防止等)が注目され始めたことに対応して、1998年に三井物産が環境方針を制定。“社会との共生”において、環境目的「環境保全のため社有林を保有維持」、環境目標「社有林を活用した希少野生生物の保護活動という社会貢献の可能性について『財団法人日本野鳥の会』に調査を委託」、「管理上必要な少量の商業伐採を除き、39,000haの社有林を維持する」と謳い、毎年継続的に社有林の維持と育林にあたっている。現在、三井物産の社有林は全国に56カ所、面積にして約39,000haあり、企業の所有する山林面積としては全国4位である。
三井物産株式会社ホームページ
http://www.mitsui.co.jp/
三井物産の森
http://www.mitsui.co.jp/csr/forest/index.html
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