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vol.4 2002.08.01 発行
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森林を所有する、育てる、活用する
市民と企業と林業者のネットワーク
Dare Mori Network mail magazine vol.4 2002.08.01
森林は誰のもの?メールマガジン
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暑中お見舞い申し上げます。皆さん夏バテは大丈夫ですか?
森林は誰のもの?メールマガジンvol.4をお届けします!
:::ヲ◇ menu
・サイト『森は誰のもの?』のコンテンツご紹介(3)
・森林組合のここが知りたい <1.森林組合とは?>
・コラム『森林の"今"』-連載第3回-
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:::ヲ◇サイト『森は誰のもの?』のコンテンツご紹介
今回は、いきいきとした森林を守り育てるための皆さんのネットワーク
『誰だれ森林もりの環わ』を紹介します。
■誰だれ森林もりの環わ
"いきいきとした森林を守り育てるため、21世紀の森林管理・活用に
有効な情報を発信し、企業と市民と林業者の連携を深めていきたい"
この「森林は誰のもの?」の主旨に共感して下さる、企業や個人の方々
のサイトに、共通のリンクバナーをつけていただくことにより、参加者
同士のサイトが繋がり、より多くの人々とのコミュニケーションの環を
広げる、森林・環境情報ネットワークを作るコンテンツです。
サイトをお持ちでない方も、森林・林業や自然・環境に対するお考えや、
実際に森林に関する活動をされている方の活動の内容・様子をコメント
していただき、サイトで閲覧できるようになっています。
是非皆さんもご参加ください!
詳しい参加方法については
http://www.daremori.net/webring/ring_form.cgi
をご覧下さい。
:::誰だれ森林もり通信のTOPページはこちら
http://www.daremori.net/webring/ring_index.cgi?mode=top
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:::ヲ◇ 森林組合のここが知りたい <1.森林組合とは?>
森林組合は民有林の森林所有者が出資して設立している協同組合です。
【森林組合の構成】
組合員がお互いに協同で林業経営の発展を目指し、植林や森林の手入れ
などによって、森林の持つ公益的な機能を発揮したり、良質な木材を
育てることを目的として、森林組合は運営されています。
次回は<2.森林組合の仕事について>をご案内いたします。
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:::ヲ◇ コラム『森林の"今"』 -連載第三回-
大成 浩市
【日本の森林の多様性と問題点】
前回は、日本の林業が日本の多様な自然によって地域独特の個性を
持つということ、また、その森林を所有している人や団体も地域に
よって異なるということをお話しました。
森林に親しんでくるようになると、日本の多様な森林の植生が樹種
の違いによってわかるようになってきます。例えば、山登りをして
いるときに、あたりにブナが増えてくると、けっこう登ってきたなと
思いますし、サワグルミ(樹種)を見つけると、近くに小さな水の
流れがあるのかと思います。そのような大きな地形の変化から微地形
にいたる自然の表情を、天然林は教えてくれるものなのです。
ところで、人工林の場合はそのような自然の柔軟性は無視されて
いるのかというと、必ずしもそうではありません。人工林の植栽に
関しても、樹種の選定には植林する土地の状況を見て決めることが
多いのです。例えば日当たりの良い山の尾根にはスギを植えようとか、
日当たりの悪い傾斜地にはヒノキを植えようとか、いろいろな要素を
総合的に判断した結果、植林が行われます。
そして、その要素のもっとも大きなものは、森林を所有している人
の意向なのです。一昔前で50年後に主伐(植林した樹を全部伐採
すること)しようと思えばスギを植えたでしょう。しかし、現在の
ように木材価格が低迷している時には、育林期間が長期間になるが、
高付加価値の樹種を植林するかもしれません。残念なのは、所有者が
植林をしても経営がなりたたないと判断した場合です。その場合、
植林地であれば、その後の手入れがされず、まるでジャングルの
ような荒れ果てた植林地になってしまいます。また、主伐した後で
あれば、再び植林されることがなく、そこだけ荒れ地がポッカリと
残ってしまうのです。
残念なことですが、今の日本では有名な林業地であっても、その
ような荒れ地に出会うことが少なくありません。山が泣いているよう
に見えます。しかし、最も悲しんでいるのは、自分の山を愛しむこと
ができなくなった所有者であり、自分の住む地の森林が荒れて
しまった住民なのだと思います。
このような管理されなくなってしまった森林をどうするか。今、
私たちに問われている大きな問題の一つだと言えます。
Ψ Ψ Ψ
次回は林業・森林の変換期をテーマにお話を伺います。お楽しみに!
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