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vol.24 2003.08.15 発行
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  森林を所有する、育てる、活用する
  市民と企業と林業者のネットワーク


  Dare Mori Network mail magazine vol.24 2003.08.15
  森林は誰のもの?メールマガジン


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:::◆◇ menu
【いきいき森林(もり)コラム】
  森林&山村コラムニスト・社本百合子さんの巻
【森林活用事例特集】
  凸版印刷株式会社『FSC-CoC認証を取得/社員を対象とした啓発活動、情報提供』
【information】
  『平成15年度 森林環境教育全国シンポジウム開催のお知らせ』


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:::◆◇ 【いきいき森林(もり)コラム】
今回のコラムは「穂の国ブランドビジネス研究会」「豊橋市食農WEBサイトコンテンツ
研究会」という公的な研究会の他、様々な分野のNPO団体等に所属し、積極的に活動
されている、社本百合子さんです。森林や里山を愛する彼女のそのパワフルな活動の
きっかけにもなったある人々との出会いについて語っていただきました。

『森林&山村コラムニスト・社本百合子さんの巻』
 私は三河地方の片田舎で生まれ育ち、東京・大阪を中心に、IT企業コンサルタント
として活動してきました。現在は様々な分野のNPO、民間団体や公的な研究会に参加
しつつ、奥三河の山間農業活性化活動に個人として参加しています。

 私と森林との出会いは、「森林保全は山村農家が活性化しなければ成り立たないの
では?」という山村農家の方々自身の声でした。私はこの一言をきっかけに、一人の
人間として山村の皆さんと関わりたいと思うようになりました。そして山村農家の
高齢者の皆さんが、『農林業・農産漁村・環境問題に対して認識を共有し相互理解を
深めること』や『自然や環境との共存を図る新しい試み』などを通じて、地域の子供
や都市生活者と新しい絆を築く動きを実践されていることを知り、活動に参加するよ
うになりました。

 奥三河地域は、過疎化の進行とそれに伴う農林業の衰退に悩んでいます。しかし
その中にあっても、前向きに未来を開拓しようとする元気な団体もあります。それが
南設楽郡鳳来町の「荷互奈(にごな)」です。平均年齢65歳、農耕地の共同管理を
実行し、従来型農法による多品目少量生産及び手づくり商品の加工に取り組み、
国道257号線沿いの直販所で直売しています。また、『むらとまちの交流会』を
開催し、奥三河初のオーナー制度の立ち上げ、地元小中学校への給食素材供給、
体験学習の受け入れ、伝統的調理法の継承などの多彩な活動に取り組んでおられます。

 そんな荷互奈の皆さんの活動に心を打たれ、2年ほど通いつめた結果、このほど
ホームページの作成に携わらせていただけることになりました。今までの職歴を
少しでも活かして、ITという分野を通じて、多くの方に山村農家の実態を発信し、
大きな輪を広げていくために奮闘中です。
森林を愛する一人の人間として、山の皆さんのメッセージを少しでも多くの方々に
お届けするため、デジカメと携帯片手に奥三河の山道を走り廻っています。

 「自分の住む街の宝物は何なのか」それを見いだすことが出来る「人」がもっと
増えるような「線」を引こう。そして、「生き方の知恵」を結集し、時代を超え、
文化・文明を越え変わらざる生き方を共に考えて語り継いでいくことが自分自身に
出来る「森林への関わり方」だと考えております。森林育成保全活動現場で汗を
かいて頂いている森林組合の皆様がこんな私のようなバックヤードが必要でしたら
ご連絡を頂きたくお願い申し上げます。

社本百合子さんの連絡先
shamoto@bronze.ocn.ne.jp


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:::◆◇ 【森林活用事例特集】
企業やNPOの方々の積極的な森林活用事例をご紹介します。

凸版印刷株式会社
事例1『FSC-CoC認証を取得、本業に活かす』
 凸版印刷は、これまで環境配慮型の製品をはじめ、顧客企業の環境に関する様々な
ビジネス支援、環境コミュニケーション支援などに取り組んできました。この活動の一環
として、FSC-CoC認証の取得に取り組み、国内の印刷会社として初めて取得しています。
凸版印刷が取得したFSC-CoC認証とは、同社商印刷事業部が認証を受けた工場(朝霞工
場等)でFSC認証印刷用紙を使って製造する様々な商業印刷物、店頭広告(POP等)、
プレミアム、ノベルティに適用され、これらにFSC認証マークを入れることができると
いうもの。顧客企業が販売促進や広告宣伝等で使う印刷物、特に環境報告書、企業カレ
ンダーなど環境メッセージ性の高い印刷物での採用を積極的に働きかけていく予定です。

事例2『イベントによる啓発活動を実施』
 循環型社会の形成、地球温暖化防止等の環境問題に対して、企業単体ではなく、
「企業」「行政」「市民」が一体となり行動することが重要であるという考えの下、
2002年11月に同社・小石川ビルの情報尾コミュニケーションスペース「PLAZA21」にて
第2回「環境コミュニケーション展」を開催した(第1回は2000年)。"環境資産としての
森づくり"や"環境活動を促進するコミュニケーション"などの複数のテーマ別に先進的な
各種事例の展示やセミナー・ワークショップを実施。社員やステークホルダーのみならず
広く一般にも公開され多くの方が来場、参加した。持続可能な社会づくりへ向けた様々な
啓発、情報提供が実践されました。

◆凸版印刷株式会社
http://www.toppan.co.jp


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:::◆◇ 【information】
平成15年度 森林環境教育全国シンポジウム
ふりかえり、まなび、つくる。里山の暮らしと私たちの未来
−地域活動をつなぐ森林環境教育フォーラムの設立に向けて−
:::http://www.zenmori.org/hureai/event/h15%20shinnpojiumu-kokuchi.html
※8月後半より、上記URLより参加のお申し込みができるようになります。
 是非ご参加下さい!

「森林環境教育」を実践する各方面の関係者が集い、その成果と今後の課題に
ついて里山をキーワードとした討議と情報交流を行うことを目的に開催します。
さらに、地域に根ざした活動が協働により組織化し定着していくためのネット
ワーク「森林環境教育フォーラム」の設立に向けた検討を行います。

【開催日時】 平成15年9月27日(土)10:00 開会 〜 28日(日)15:00 閉会

【開催場所】 山口県セミナーパーク
〔住所〕〒754-0893 山口市大字秋穂二島1062 〔電話〕083-987-1410

【参加者数】 150名(行政機関、森林組合、森林環境教育の実践者・賛同者等)

【主  催】 全国森林組合連合会

【事務局問合先】 全国森林組合連合会 組織部 組織グループ
〔住所〕〒101-0047 東京都千代田区内神田1-1-12
〔電話〕03-3294-9717 〔FAX〕03-3293-4726
:::http://www.zenmori.org/hureai/index.html




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  森林を所有する、育てる、活用する
  市民と企業と林業者のネットワーク
  Dare Mori Network mail magazine
  森林は誰のもの? 
  http://www.daremori.net/
  
  お問い合せ、ご意見、身近な森林活用の取り組みを
  ご紹介されたい場合はこちら
  web2@daremori.net
  
  配信停止はこちら
  http://www.daremori.net/MM/index.html
  
:::発行元
  全国森林組合連合会 組織部 組織グループ
  〒101-0047 東京都千代田区内神田1-1-12
  http://www.zenmori.org/
  
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