1.まず、ホ−ムペ−ジを見てみよう
今回の「ホームページ作成マニュアル」では、これからホームページで情報発信を行おうとする団体や組合の中で、実際にそれを起案・推進していく担当者が知っておかなければならない情報を提供しています。「第1章 まず、ホームページを見てみよう」では、まだインターネットもホームページも全く未体験な方を対象に、それがどんなもので、どうやったら見ることができるのかをまず知っていただくために、実際にインターネットに接続して、いろいろなホームページを見る方法・手順を簡単に説明しています。
すでに自分でパソコンを使ってインターネットに接続したことがあり、ホームページの見方もわかっているという方は、この「第1章 まず、ホームページを見てみよう」は読み飛ばしていただいて結構です。
では、手始めに「森林総合利用施設情報ホームページ」を見てみることにしましょう。このホームページは、全森連が当事業の一環として制作している全国の森林総合利用施設を紹介するためのホームページです。興味をお持ちいただける方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ホームページを見るためには、まずはインターネットというネットワークに接続する必要があります。一般的にはパソコンからインターネットプロバイダに電話をかけて接続します。そして次にホームページを閲覧するためのブラウザというソフトを操作して、目的のホームページを表示させることになります。以下の説明では、既にインターネットに接続できるように正しく設定されたパソコンとモデムがあり、それにホームページの表示のためのブラウザソフトが導入されていることを前提にして行います。
それでは、画面イメージをひとつひとつご覧いただきながら、順を追って説明していきます。
〔ホームページを閲覧する手順〕
(1)ブラウザソフトの起動
(2)インターネットへの接続
(3)森林総合利用情報ホームページへのアクセス
(4)森林総合利用情報ホームページの閲覧
(5)地方自治体のホームページを見てみよう
(1)ブラウザソフトの起動
すべてはブラウザソフトを起動することからはじまります。パソコンを起動すると、画面上にさまざまなソフトや機能のアイコンが表示されます。アイコンの中からご自分が利用するブラウザソフトを見つけます。そこにマウスカーソルを合わせてダブルクリックして起動してください。
(図1:画面上のアイコンから起動)
(2)インターネットへの接続
ブラウザソフトが動き出すと、プログラムの読み込みがはじまります。プログラムの読み込みが完全に終了するまで少しの間待ってください。ブラウザソフトが完全に起動すると、図2のようなダイアルアップ画面が表示されますので、自分が接続したいプロバイダのユーザー名とパスワードを入力してOKし、接続を開始します。
(図2:ユーザー名とパスワードの入力)
(3)森林総合利用情報ホームページへのアクセス
インターネットにつながったときに、ブラウザに最初に開くホームページが指定されていれば、自動的に指定されているページが表示されますが、何も指定されていなければ、何も表示されずに無地の画面のままとなります。
さて、次は目的のホームページを表示させるための操作を行います。早速「森林総合利用施設情報ホームページ」を表示してみましょう。目的のホームページを表示するには、そのホームページのあるインターネット上の場所(URL)を指定します。
URLは、ブラウザの「場所:」や「アドレス:」と表示されたところに、キーボードで入力します。タイプミスしてしまうと、目的のホームページは表示されませんので気をつけてください。森林総合利用施設情報ホームページのURLは、http://www2.tokyoweb.or.jp/zenmori/ です(大文字・小文字の違いも間違いなく入力してください)。
(図3:URLの入力)
入力ができたらリターンキーを押してください。すると、ホームページの読み込みが始まり、次の図4のようなページが表示されます。
このホームページでは、全国の森林総合利用施設を紹介していて、現在200カ所以上の施設が登録されています。施設情報は、地方別・目的別にリストされていますので、自分の求める条件に合った施設を見つけることができます。早速、試しに自分のうちの近くにある施設を探してみることにしましょう。
(図4:森林総合利用情報ホームページ)
(4)森林総合利用情報ホームページの閲覧
私は関東に住んでいますので、関東近辺の施設を探してみようと思います。関東地方にマウスのカーソルを持っていきます。
クリックしたときに何らかのアクションが起こる場所にカーソルを移動させると、カーソルが指の形に変形して、その場所がクリック可能であることを示します。これはどのホームページでも同様です。関東地方にカーソルを合わせると、確かにカーソルが指の形になりますので、その場でマウスの左ボタンを1度クリックしてください。
クリックすると、図5のような施設一覧画面となります。画面にリストされている施設は全て関東地方にある施設ばかりです。施設名と、その施設にどんなものがあるのか、またどんな遊びや学習ができるのかということが表形式で書かれています。
ここで、例えばキャンプがしたいなら、キャンプの項目に○印のついている施設を探すか、画面上段の白い部分が機能別の施設一覧への選択肢になっていますので、その中の「キャンプ」をクリックして、その地方にある施設の中で、キャンプのできる施設だけを絞り込んで表示させることができます。
(図5:施設一覧画面)
詳細を見たい施設が見つかったら、その施設名の文字の上にカーソルを合わせてください。カーソルが指の形に変わりますので、クリックしてください。すると、画面が選ばれた施設の詳細情報に切り替わります(次頁図6)。
(図6:施設の詳細情報)
施設の詳細情報では、施設の外観や近辺の美しい風景などの写真や施設概要の説明、その施設で体験できることの紹介、料金、連絡先、予約方法、交通情報まで、非常に詳しい情報を見ることができます。
なお、「森林総合利用施設情報ホームページ」には、このような施設情報のほかにも各地で開催されるイベント情報や全森連の紹介、林野庁からのお知らせなど、多くの情報が掲載されていますので、ホームページの中をあちこち探検してみてください。
(5)地方自治体のホームページを見てみよう
インターネット上には「森林総合利用施設情報ホームページ」以外にもさまざまな情報を掲載したページがたくさんあります。
例えば、自治省の「Nippon-Net home page」は、全国の地方自治体などで作っているホームページの紹介が数多く掲載されており、この「Nippon-Net home page」からクリック1つで簡単に紹介されている各ホームページを開いてみることができるようになっています。以下の図7がそのホームページの画面イメージです。このホームページのURLは[http://www.nippon-net.ne.jp/]です。
このページを見るには、「森林総合利用施設情報ホームページ」を開いたときと同じように、ブラウザ画面の「場所:」のところにURLを入力してリターンキーを押してください。
(図7:NIPPON-NETの場合)
最近の地方自治体はどこでもホームページを持っていますので、その数は相当なものになります。ですから、このホームページでは探したい情報をすばやく見つけることができるように検索機能が設置されています。ここでは、その検索機能を使ってみましょう。
検索機能を使うには、まず「地域発見」の文字の上でクリックして、そのコーナーに移動します。地域発見に入ると、下図のような画面が表示されます。
(図8:地域発見の検索機能)
検索は画面中央の上側の都道府県別の絞り込みと、下側にあるフリーキーワード欄へのキーワードの入力によって行われます。
都道府県別の絞り込みは、目的の情報がありそうな都道府県を必要数クリックしてチェックしておくと、チェックされた都道府県内の情報だけを検索対象とします。
フリーキーワードには、求める情報を選び出すための単語をキーボードから入力しておけば、その単語を含むデータが検索結果として表示されます。
例えば、東京都の情報を対象に、「森林」という単語を含む情報を検索したい時は、都道府県別の絞り込みには東京都のチェックボックスをチェックしておいて、フリーキーワードの欄に「森林」と入力して検索実行ボタンをクリックします。これで、次頁の図9のように東京都内の情報で「森林」という単語を持った情報を全て引き出すことができます。
(図9:検索結果)
検索結果画面の中から、自分の見たい情報を見つけたらその情報名をクリックすると、そのホームページにジャンプすることができます。
こういった、他のホームページへの多くのリンクを持っているホームページを利用すると、わざわざブラウザにURLをキー入力しなくても、クリック操作だけで様々なホームページを見ることができます。ホームページ間のリンクを巡って、いろいろなページを見てまわることを「ネットサーフィン」を呼んだりもします。
「森林総合利用施設情報ホームページ」や「Nippon-Net home page」にはこの解説で紹介した以外にも魅力的な情報がたくさんありますが、とりあえず、インターネットへのつなぎ方やホームページの見方、ホームページから他のホームページへの移動の仕方が理解できたかと思います。
あとは、ご自分で好きなホームページをいろいろ見てみて、インターネットやホームページの楽しさに触れてみるようにしてください。そうすれば、自ずとインターネットやホームページというものへのより深い理解が得られるはずです。そして、そういった実体験によって得た理解は、今度は自分がホームページの発信者となる場合に、よりよい企画を立てるために大変に役立つものです。
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