Step3        

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 作成を外注した場合、動作チェックや公開、検索エンジンへの登録まで契約に入っているケースが一般的です。ここでは内部で作成したとき、今後更新するときのことを考えて、その作業の概略と留意点をあげておきます。
公開・宣伝するためのプロセス

いよいよ公開です。外注の場合は、業者側に任せることもできます。しかし、今後内部で更新して行く場合作成したページの動作チェックと公開は覚えておくことが必要なプロセスとなります。
1動作をチェックする 
リンクはうまくつながってますか。動作に時間はかかりすぎませんか。
2公開する
必要なファイルが揃っていることを確認しサーバに転送します。
3宣伝する
PRの方法はいろいろあります。施設の性格にあった方法で多くの人を引き付けてください。


コラム3−1




1 動作をチェックする

  ホームページができあがりました。公開する前に、リンクはうまく機能するか、行き止まりにならないか、画像はきちんと出てくるか、などの動作チェックを行います。
 また、ブラウザ(ホームページ閲覧ソフト)によって、見え方がかなり違う場合があります。また、背景色がまったく変わってしまうこともあります。現在、ブラウザは米国2社の製品がシェアを二分しており、バージョンの違いはあるでしょうが、一般的にはほとんどの人がそのどちらかでホームページを見ています。いずれも無料で配布されているものですので、動作チェックには双方を入手し、どちらでも正しく表示されることを確かめる必要があります。


2つのブラウザで見比べると、同じOSを使っていても、設定されているフォントの種類とサイズが違うため、見え方が違うのがわかります。さらに、それぞれのバージョンによっても違う場合もあります。


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2 公開する

いよいよ公開します。
 契約しているインターネットサーバーに、完成したホームページを転送します。転送はほとんどの場合、FTP(File Transfer Protocol)という方式で行います。そのため、パソコンからファイルを転送するためのFTPソフトを用意しておく必要があります。
 サーバーに接続したまま、ブラウザを起動し、作成したホームページのURLを入力してみます。きちんとページが表示されていますか。
 URLはUniform Resource Locatorの略で、インターネット上のHTMLファイルや画像などがある場所を示すための文字列の書式です。つまり、ホームページの住所のようなものです。記述にはルールがあり、「プロトコル名」+「サーバー名」+「ディレクトリ(フォルダー)名」+「ファイル名」で構成され、それぞれをスラッシュ(/)で区切ります。例えば、丸太の森ホームページのトップページのURLは、
 
http://www2.tokyoweb.or.jp/zenmori/marutanomori/
@    A   B     C D E     F
maruta_index.html
G

@プロトコル名;インターネットサービスの種類
Aホスト名B組織名C属性D国名;サーバードメイン名
Eユーザーのホームディレクトリ名
Fサブディレクトリ名
Gファイル名


となります。これは、丸太の森ホームページが、全森連が契約しているプロバイダーのサーバー〜全森連ホームページの一部として存在する、という形になるためです。なお、レンタルサーバーを利用すれば、URLのサーバー名に施設名など任意の名前をつけることができるサービスを利用できる場合があります。施設名をつければ、一般プロバイダーのインターネットサーバーを使ったホームページのURLでも、その施設のホームページの所在がわかりやすくなることでしょう。      
 実際に丸太の森のホームページにアクセスし、ホームページ作成の参考にしてください。
 http://www.zenmori.org/hureai/uneisha/maruta12/index.htm


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3 宣伝する
 
せっかく公開したのですから、できるだけ多くの人に見てもらえるように宣伝しましょう。宣伝の方法はいくつかありますが、やはりインターネット上のリンクを活用するのが、効果は大きいようです。

【検索エンジンに登録する】
 
 ホームページで情報を収集する場合、検索エンジンが利用される確率は高く、登録するだけでその効果は非常に大きいものです。検索エンジンには、ディレクトリ型とロボット型の2種類があります。

●ディレクトリ型       特徴は、細かいカテゴリ分けによって目的とするページを探せる点にあります。カテゴリを選択し、ページのタイトルやPR文を登録すると、2週間程度で検索エンジンへの登録作業が行われ、メールで知らせてくれます。

●ロボット型      インターネット上にある情報を自動的に収集して検索エンジンに登録するため、検索対象の数が非常に多いことが特徴です。
 検索エンジンは国内だけでもかなりの数があり、ひとつひとつ登録するのが面倒な場合は、登録を代行してくれるサービスを利用する方法もあります。無料のものでも国内外20〜30の検索エンジンに登録ができ、有料のものでは50〜60の登録ができます。

【メールマガジンに掲載する】

 メールマガジンは、登録した読者に定期的に電子メールで新しい情報を送ってくれるサービスです。いろいろなホームページを紹介するメールマガジンに掲載を依頼すると、作成したホームページについて紹介してくれます。検索エンジンとは違う層を開拓できる可能性を持っています。

【関連するホームページにリンクしてもらう】

 市町村、都道府県、観光協会、自然保護施設、キャンプ場案内…etc.インターネット上には関連のあるホームページがたくさんあります。地域のものだけではなく、「森林」、「自然」、「キャンプ場」など、ページを検索する際のキーワードが共通するホームページには、メール等でリンクを依頼しましょう。ただし、むやみにリンクすることがよいこととは限りません。リンクしてもらう相手のホームページをよく見てから依頼するようにします。また、リンクしてもらうだけではなく、こちらからも相手のホームページをリンクし、風通しのよいページにしていきましょう。
 もちろん、全森連のホームページからリンクすることも可能です。ホームページをつくったら、積極的にリンクの要望を出してください。
丸太の森など全国の森林総合利用施設については、全森連ホームページ「森林総合施設」のなかでも紹介されています。
【市町村や都道府県の広報に掲載する】 
 ホームページ公開のお知らせは、URLとともに掲載してもらえるよう、働きかけましょう。

【名刺・封筒・パンフレットにURLを刷り込む】

 施設を紹介する印刷物や管理している市町村の印刷物などには、できる限りホームページのURLと電子メールのアドレスを刷り込みます。また、すでに印刷されたものには、スタンプをつくって押しておくとよいでしょう。
スタンプは汎用性が高く、名刺、パンフレット、封筒他に活用できるため、つくっておく事をお勧めします。
●最後に──
 ホームページによる施設のPRについて考えてきましたが、ホームページも万能ではありません。たとえば、近隣地域の人たちに来てもらいたいならば、インターネットよりも地域の情報紙の活用や、駅にポスターを掲示したりする方が効果的かもしれません。それぞれの役割分担を考え、ホームページの得意とする面を活かし、最大の効果を発揮するようにしていくことが、これからのホームページの可能性を広げることにもつながるでしょう。


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